ユング全集において元型論文集となる第9巻のうち、2017年度のユングスタディでは第1分冊の約3分の2にあたる邦訳『元型論 <増補改訂版>』を読みました。2018年には引き続き第2分冊にあたる邦訳『アイオーン』を読み進める予定です。
この両シリーズの間に挟む企画としまして、全集第9巻・第1分冊において『元型論 <増補改訂版>』に収録されなかった論文を集めた邦訳書『個性化とマンダラ』に所収されている小論文「意識、無意識、および個性化」を読む企画を行いたいと思います。
「意識、無意識、および個性化」(原著1939年)においては、標題にある意識、無意識、個性化という三つの事象がどのように関連しているかが簡潔に述べられており、これまでのスタディの復習と、『アイオーン』への導入とを兼ねることができます。初心者でも問題なく読める内容です。
テキスト:C.G.ユング「意識、無意識、および個性化」
林道義訳『個性化とマンダラ』みすず書房、1991.9 所収
今回は取り上げる分量としては比較的に余裕がありますので、できる限りゆっくりと味わって読んでいきたいと思います。来期スタディへの「肩慣らし」として、お気軽にご参加ください。
進行役:白田信重、岩田明子、山口正男(ユング心理学研究会)
開催日:2018年2月1日(木)
時間:19:00~21:00 (開場は18:45)
会場:中野区産業振興センター(旧称 勤労福祉会館)
会費:1000円
問い合わせ先: jungtokyo_info@yahoo.co.jp(研究会事務局)
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