2017年前期ユングスタディでは、ユング『元型論 <増補改訂版>』の第1〜3論文を読み進めました。ユングの元型論がひと通りの形を成す時期に当たる1930年台の論文を取り上げ、元型論のあらかたのイメージを掴んでいきました。
後期ユングスタディでは、前期から引き続く形で『元型論』の第4〜8論文を読み進めていきます。これら論文はドイツ語版・英語版ユング全集の第9巻第1分冊、第4、6〜9論文に相当するものですが、どれも様々な元型のうちの一つを取り上げて詳述する内容になっています。
テキスト:C.G.ユング『元型論 <増補改訂版>』、林道義訳、紀伊國屋書店、1999.5
全4回スケジュール(予定)
第1回 9月7日(木) 「母元型の心理学的諸側面」p97-138
第2回 10月5日(木) 「母娘元型―デメテル=コレー神話」p139-170
「トリックスター元型―インディアン神話によせて」p211-233
第3回 11月2日(木) 「童子元型」p171-209
第4回 12月7日(木) 「精神元型―おとぎ話に見られる」p235-287
テキストを購入しなくても参加可能ですが、持参することを推奨します。また、開催は原則として第1木曜日ですが、会場取得の都合により日程が変わる場合がありますので、ご注意ください。
進行役:白田信重、岩田明子、山口正男(ユング心理学研究会)