第1回 7月15日(木) |
「『バガヴァッド・ギーター(神の歌)』の人間学」 ヒンドゥー教徒において、最も愛唱され、世界中の約40の言語にも翻訳されている聖典を読解し、神への信愛・知性のヨーガ・行為のヨーガ・放擲などの視点から、人間のあり方について考えてみたい。
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合田秀行 |
第2回 9月30日(木) |
「ユング『ヨブへの答え』における救済観」 神が世界を創造して、人は神に救われる…のではない。人間こそが世界を創造し、神を救う…?論争的なユングの著作『ヨブへの答え』を通して、世界と神の間で人間が果たす役割について考えたいと思います。
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白田信重 |
第3回 10月21日(木) |
「聖書外典偽典と中東の諸宗教 ―『エノク書』を中心として―」 聖書という書物は、いかに現在の形に編纂された?正典と認められなかった文書は?この講座では、正典化の過程で排除された文書を概観し、広く読まれ諸宗教に採録されながらも偽典とされた『エノク書』について解説します。
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森下信子 |
第4回 11月18日(木) |
「一者を廻る魂の運動 ―西洋神秘主義哲学の源流プロティノス ―」 私たちは何処から来て、なぜ存在し、何処へ行くのか、その答えをプロティノスは述べています。一者からの万有の生成という流出論と、私たちにおける一者の内在的超越性、神秘体験とその意義について。
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岡野利津子 |
第5回 12月16日(木) |
「百物語の幸福」 百物語とは、怖い話を百話続けてろうそくの炎を消して行き、九十九話を越すと何かが起きる.というものです。しかし実はこれ、昔の儀式でもありました。今宵は予期せぬコトを呼び込んでみましょうか?
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甲田 烈 |
合田秀行 |
日本大学文理学部准教授<インド学・仏教学専攻> |
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森下信子 |
PhD candidate at the university of Tokyo<イスラム学専攻 |
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白田信重 |
ユング研究家、ユングネット会長、当会副会長 |
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岡野利津子 |
学習院大学非常勤講師・哲学博士、 著書『プロティノスの認識論― 一なるものからの分化・展開―』 知泉書館, 2008年 |
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甲田 烈 |
相模女子大学非常勤講師。哲学者・妖怪研究家。著書 は『手にとるように哲学がわかる本』など。関連論文多数 |